高野町議会 > 2005-03-24 >
平成17年第1回定例会(第6号 3月24日)

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  1. 高野町議会 2005-03-24
    平成17年第1回定例会(第6号 3月24日)


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    平成17年第1回定例会(第6号 3月24日)                平成17年         第1回高野町議会定例会会議録(第6号)        第6日(平成17年3月24日 木曜日)          午後1時35分 開会     第 1 諮問第 1号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることに                ついて     第 2 同意第 1号 高野富貴財産管理委員の選任につき同意を                求めることについて  追加日程 ┌─────────────────────────────────┐ │追加日程第1 議案第50号 高野町・九度山合併協議会の廃止につい│ │              て                  │ │追加日程第2 議案第51号 町長、助役及び収入役の給料その他の給与│ │              条例の一部を改正する条例について   │ └─────────────────────────────────┘     第 3 発議第 1号 高野町議会議員の報酬、期末手当及び費用弁償                に関する条例の一部を改正する条例について     第 4 発議第 2号 議員の定数及び選挙区を改正する特別委員会
                   設置について     第 5        一般質問     第 6        委員会の閉会中の継続調査 2 本日の会議に付した事件    (同 上) 3 出席議員(11名)    1番 宮 口 伯 美         3番 西 辻 政 親    5番 所   順 子         6番 北 岡 三 於    6番 北 岡 三 於         8番 﨑 山 文 雄    9番 東久保 秀 人        10番 靍 谷 輝 司   11番 中 谷   弘        12番 西 山 茂 之   13番 池 田 聖 三        15番 西 辻 頼 数 4 欠席議員(4名)    2番 平 野 一 夫         4番 岩 本 哲 二    7番 負 門 俊 篤        14番 堂 浦 行 春 5 事務局職員出席者   事務局長      尾   和 哲   書  記      山 本 剛 久 6 説明のため出席した者の職氏名   町長        後 藤 太 栄   助役        高 橋 寛 治   教育長       目 黒 威 徳   収入役職務代理   稲 葉   孝   企画課長      今 井 俊 彦   総合窓口課長    前 西 一 雄   税務課長      清 水 弘 明   福祉保健課長    門 谷 好 純   建設課長      大 谷 岩 男   産業観光課長    生 地 久 厚   生活観光課長    倉 本 隆 夫   消防長       白 濱 一 章   富貴支所長     竹 田 一 司   教育次長      辻 本   一   公民館長      崎 山 主 憲   病院事務長     森 田 育 男             午後 1時35分 開会 ○議長(宮口伯美) これから本日の会議を開きます。  本日の議事日程はあらかじめお手元に配付したとおりであります。  日程第1、諮問第1号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを議題とします。  本案について、提案理由の説明を求めます。  前西総合窓口課長。 ○総合窓口課長(前西一雄) 失礼します。  諮問第1号、人権擁護委員候補者の推薦につき意見を求めることについて  下記の者を人権擁護委員候補者として推薦したいから、人権擁護委員法第6条第3項の規定により議会の意見を求める。   平成17年3月10日提出   高野町長  後 藤 太 栄                  記  氏  名 新谷千津子  生年月日 昭和31年6月20日生まれ(満48歳)  住  所 和歌山県伊都郡高野大字中筒香236番地  備  考 略歴は別紙のとおり 提案理由  前任者久保良作氏)平成17年4月30日任期満了になります、国の方へちょっと推薦ということで提出が要りますので、よろしくお願いしたいと思います。  よろしくお願いします。 ○議長(宮口伯美) これをもって、提案説明を終わります。  これから、質疑を行います。 〇議員  〔「なし」〕 ○議長(宮口伯美) 質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。 〇議員  〔「なし」〕 ○議長(宮口伯美) 討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから、諮問第1号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。 〇議員  〔「異議なし」〕 ○議長(宮口伯美) 異議なしと認めます。  したがって、諮問第1号、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについては、原案のとおり可決されました。  日程第2、同意第1号、高野富貴財産管理委員の選任につき同意を求めることについてを議題とします。  本案について提案理由の説明を求めます。  竹田富貴支所長。 ○富貴支所長竹田一司) 失礼します。  同意第1号、高野富貴財産管理委員の選任につき同意を求めることについて  下記の者を高野富貴財産管理委員に選任したいので、高野富貴財産管理会条例第3条の規定により議会の同意を求める。   平成17年3月10日提出   高野町長  後 藤 太 栄                  記  住所 高野大字東富貴421番地  氏名 角田陽一  住所 高野大字上筒香333番地  氏名 泉平和廣 提案理由  本年1月に東富貴区長上筒香区長がかわりましたので、その交代による後任として選任させていただきたく、よろしくお願いします。 ○議長(宮口伯美) これをもって、提案説明を終わります。  これから質疑を行います。 〇議員  〔「なし」〕 ○議長(宮口伯美) 質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。 〇議員  〔「なし」〕 ○議長(宮口伯美) 討論なしと認めます。  これで討論を終わります。
     これから、同意第1号、高野富貴財産管理委員の選任につき同意を求めることについてを採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。 〇議員  〔「異議なし」〕 ○議長(宮口伯美) 異議なしと認めます。  したがって、同意第1号、高野富貴財産管理委員の選任につき同意を求めることについては、原案のとおり可決されました。  ただいま町長から議案第50号、高野町・九度山合併協議会の廃止について、議案第51号、町長、助役及び収入役の給料その他の給与条例の一部を改正する条例についての件が提出されました。  これを日程に追加し、日程を変更して追加日程第1、追加日程第2として議題にしたいと思います。  ご異議ありませんか。 〇議員  〔「異議なし」〕 ○議長(宮口伯美) 異議なしと認めます。  よって、議案第50号、高野町・九度山合併協議会の廃止について、議案第51号、町長、助役及び収入役の給料その他の給与条例の一部を改正する条例についてを日程に追加し、追加日程第1、追加日程第2として議題とすることに決定しました。  追加日程第1、議案第50号、高野町・九度山合併協議会の廃止についてを議題とします。  本案についての提案理由の説明を求めます。  今井企画課長。 ○企画課長今井俊彦) 議案第50号、高野町・九度山合併協議会の廃止について  地方自治法(昭和22年法律第67号)第252条の6の規定により、平成17年3月31日をもって、高野町・九度山合併協議会を廃止することについて、議会の議決を求める。   平成17年3月24日提出   高野町長  後 藤 太 栄  よろしくお願いします。 ○議長(宮口伯美) これで、提案説明を終わります。  これから質疑を行います。  質疑はありませんか。 〇議員  〔「なし」〕 ○議長(宮口伯美) 質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。 〇議員  〔「なし」〕 ○議長(宮口伯美) 討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから議案第50号、高野町・九度山合併協議会の廃止についてを採決します。  お諮りします。  この表決は起立によって行います。  議案第50号、高野町・九度山合併協議会の廃止については原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。               (賛成者起立) ○議長(宮口伯美) 全員起立です。  したがって、議案第50号、高野町・九度山合併協議会の廃止については、原案のとおり可決されました。  追加日程第2、議案第51号、町長、助役及び収入役の給料その他の給与条例の一部を改正する条例についてを議題とします。  本案についての提案理由の説明を求めます。  前西総合窓口課長。 ○総合窓口課長(前西一雄) 議案第51号、町長、助役及び収入役の給料その他の給与条例の一部を改正する条例について  町長、助役及び収入役の給料その他の給与条例(昭和32年高野条例第5号)の一部を別紙のとおり改正したいので、地方自治法第96条第1項第1号の規定により議会の議決を求める。   平成17年3月24日提出   高野町長  後 藤 太 栄  先日、この件につきまして、金額の改正の議決をいただいておりますが、その際に、表中にちょっと意味の、解釈のしにくいような表現があるというような指摘も受けまして、他市町村、その他いろいろ研究しました結果、どうもこの表現の方法やったら誤解を招くような恐れがあると判断いたしました。  それで、今回そういうことで文章の表現を一部改めたいということでよろしくお願いいたします。  町長、助役及び収入役の給料その他の給与条例の一部を改正する条例  町長、助役及び収入役の給料その他の給与条例(昭和32年高野条例第5号)の一部を次のように改正する。  第2条の表中「報酬月額」を「給料月額」に改める。 附則  この条例は、平成17年4月1日から施行する。  よろしくお願いいたします。 ○議長(宮口伯美) これで、提案説明を終わります。  これから、質疑を行います。  質疑はありませんか。  12番、西山君。 ○12番(西山茂之) この条例に関して、早速、その意味がややこしいととられるところ訂正ということで、誠にありがたいことでございますが、条例中に、まだこの報酬という言葉、所々に載っておりますが、こういうところの訂正はいかがなさるのでしょうか、お聞きします。 ○議長(宮口伯美) 前西総合窓口課長。 ○総合窓口課長(前西一雄) ここの箇所には報酬月額というような感じで、ちょっとまぎらわしいというような感じに載っておりましたので、給料月額ということで、給料月額訂正させていただいております。  その前に議員さんの報酬とかいうような感じで出ております。  多分、報酬審議委員会というのがありまして、そういうのから報酬というような感じで出た表現だと思われます。  今回、この改正にあたりまして、金額を改正するのに、向こうへ文書的に出すんやったら、もう一緒にというような形で、今回、これを先に表現を変えさせていただいております。  その他については、ちょっとそういう、まだちょっと検討の余地があるじゃないかなと思うようなことで、まだ上げておりません。  これだけ上げさせていただきいたというようなことでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(宮口伯美) 12番、西山君。 ○12番(西山茂之) その今、ご説明いただきましたこと了解したんでございますが、条例中には報酬はとかね、そういうことがたくさん載っておるわけなんですよ、この辺もいま一度ご検討しとくべきではないかなと思いますので、答弁は先ほどので結構でございますが、どうも、この括弧書きの中と箱書きの中ですね、報酬月額というのと、それから条例中の報酬というのと、どうも差が出るように思いますので、ご検討しといていただけたらありがたいと思います。  以上、結構です。 ○12番(西山茂之) ほかに質疑はありませんか。 〇議員  〔「なし」〕 ○議長(宮口伯美) 質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。 〇議員  〔「なし」〕 ○議長(宮口伯美) 討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから、議案第51号、町長、助役及び収入役の給料その他の給与条例の一部を改正する条例についてを採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。 〇議員  〔「異議なし」〕 ○議長(宮口伯美) 異議なしと認めます。  したがって、議案第51号、町長、助役及び収入役の給料その他の給与条例の一部を改正する条例については、原案のとおり可決されました。  日程第3、発議第1号、高野町議会議員の報酬、期末手当及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例についてを議題にします。  趣旨説明を求めます。  8番、﨑山君。 ○8番(﨑山文雄) 失礼いたします。  発議第1号、高野町議会議員の報酬、期末手当及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について  高野町議会議員の報酬、期末手当及び費用弁償に関する条例(昭和38年条例第16号)の一部を改正したいので、地方自治法第112条及び高野町議会会議規則第14条第1項の規定により提出する。   平成17年3月24日  提出者 﨑 山 文 雄               賛成者 宮 口 伯 美                   平 野 一 夫                   西 辻 政 親                   岩 本 哲 二                   所   順 子                   北 岡 三 於                   負 門 俊 篤                   東久保 秀 人                   靍 谷 輝 司                   中 谷   弘                   西 山 茂 之                   池 田 聖 三
                      堂 浦 行 春                   西 辻 頼 数 (提案理由)  最近の社会情勢に鑑み、改正いたしたい。  平成 年 月 日  条例第 号  高野町議会議員の報酬、期末手当及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例  高野町議会議員の報酬、期末手当及び費用弁償に関する条例(昭和38年条例第16号)の一部を次のように改正する。  第2条表中  報酬月額「議長 27万円」を「25万円」に、「副議長 22万円」を「20万円」に、「議員 20万円」を「18万円」に改める。  附則(平成17年条例第 号)  この条例は、平成17年4月1日から施行する。  議会全員協議会の空気といたしまして、当局初め役職員が一丸となって、行財政改革を進めようとする姿勢に対し、我ら議員一同は、これを支援するものであります。  以上です。 ○議長(宮口伯美) これで趣旨説明を終わります。  これから質疑に入ります。  質疑はありませんか。 〇議員  〔「なし」〕 ○議長(宮口伯美) 質疑なしと認めます。  これで質疑を終わります。  これから討論を行います。  討論はありませんか。 〇議員  〔「なし」〕 ○議長(宮口伯美) 討論なしと認めます。  これで討論を終わります。  これから、発議第1号、高野町議会議員の報酬、期末手当及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例についてを採決します。  お諮りします。  本案は原案のとおり決定することにご異議ありませんか。 〇議員  〔「異議なし」〕 ○議長(宮口伯美) 異議なしと認めます。  したがって、発議第1号、高野町議会議員の報酬、期末手当及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例については、原案のとおり可決されました。  日程第4、発議第2号、議員の定数及び選挙区を改正する特別委員会の設置についてを議題とします。  お諮りします。  本件については14人の委員で構成する議員の定数及び選挙区を改正する特別委員会を設置し、これに付託して調査することにしたいと思います。  これにご異議ありませんか。 〇議員  〔「異議なし」〕 ○議長(宮口伯美) 異議なしと認めます。  よって、本件については14人の委員で構成する議員の定数及び選挙区を改正する特別委員会を設置し、これに付託して調査することに決定しました。  お諮りします。  ただいま設置されました議員の定数及び選挙区を改正する特別委員会の選任については、委員会条例第7条第1項の規定により、2番 平野君、3番 西辻政親、4番 岩本君、5番 所君、6番 北岡君、7番 負門君、8番 﨑山君、9番 東久保君、10番 靍谷君、11番 中谷君、12番 西山君、13番 池田君、14番 堂浦君、15番 西辻頼数君の14人を指名したいてと思います。  これにご異議ありませんか。 〇議員  〔「異議なし」〕 ○議長(宮口伯美) 異議なしと認めます。  よって、ただいいま指名しました14人の諸君を議員の定数及び選挙区を改正する特別委員会委員に選任することに決定しました。  報告いたします。  先ほど設置が決定しました議員の定数及び選挙区を改正する特別委員会委員長靍谷君、副委員長に岩本君が選任されましたので報告いたします。  お諮りします。  本特別委員会は平成18年12月定例会まで継続して調査することに、ご異議ありませんか。 〇議員  〔「異議なし」〕 ○議長(宮口伯美) 異議なしと認めます。  よって、特別委員会は平成18年12月定例会まで継続して調査することに決定しました。  日程第5、一般質問を行います。  質問の通告がありましたので発言を許します。  13番、池田君。 ○13番(池田聖三) 一般質問を行いたいと思います。  1点は、町民参加型ミニ公募債の発行について、2点目は文化財世界遺産室の設置についてでございます。  1点の町民参加型のミニ公募債の発行についてでありますが、ご案内のとおり国、地方ともどもに非常に財政状況が厳しい中にございます。  そして、それは地方交付税の削減、また補助金等の見直しや、さまざまな改革となって現れておるわけでございます。  同時に、また我々の地方を取りまく環境というものは少子化社会高齢社会、そして、ますます進行するところの過疎化といった社会経済状況下にあって、地域社会、また、地方行政はいかにして活力ある地域を創造していくかというのが最大の課題になってございます。  高野町は、今、自立、単独のまちづくりを住民の総意として決定をいたしました。そして、その第一歩を今まさに踏み出したばかりでございます。  それは、この変革の時代をまさに自己改革と挑戦行いながら、そして、高野町の独自性をもって対応しようとする決意であります。  そこには、住民の意思と行政への住民の参加というものを最大のキーワードとして積極的に、この変革の時代に対応しようとすることと私自身、理解をいたしておるところであります。  今後、高野町を取りまく環境というものは、例えば、宗教環境都市への対応であるとか、また、世界遺産登録都市としての整備充実駐車場の対応、また近々、住民の方々に話題にのぼっておりますのところの往古川の復活と整備、あるいはまた今後、ますます重要性を増してくるであろうバリアフリーのまちづくりであるとか、青少年の健全育成、図書館の建設、子育て支援、教育、道路、福祉、環境、文化等々、枚挙にいとまがないわけでありしまて、まさに課題が山積をいたしております。  しかしながら、冒頭申し上げましたとおり、社会経済客観的状況というものが三位一体の改革として国、地方の行財政改革を導き、地方財政はますます厳しさを増していくのが必定であります。  このような中で、山積する課題を一つひとつ解決していくための一方法として、住民参加型ミニ公募債の発行することを町長にご提案を申し上げたいと思うわけであります。  そして、それは何よりも地域住民の行政への参加意識というものを高め、また共有し、また税方式に頼らない資金調達多様化が図られるわけであります。  また、何よりも現実の高野町を取りまく財政状況行政状況というものを正しくご認識をいただく糧にもなろうかと思うわけでございますので、町長のご見解をお伺いいたしたいと思います。  もう1点は、文化財世界遺産室の設置についてでございます。  ご案内のとおり昨年、念願の世界遺産高野町が指定、登録されたわけであります。  今後、世界遺産とともに歩む町であり、また、行政にとっても大きな柱の一つと位置づけられていくことは疑いのないところであります。  今、この場で高野町の文化、あるいは、歴史といった重要性を改めて申すつもりはございませんけれども、今後、文化行政、とりわけ世界遺産という、世界遺産高野山という立場をですね、総合的に企画立案をし事業化を行う部署が、当然必要になってくるのではないかと思うわけでございます。  教育委員会の中におきまして、世界遺産室の設置を、今後、緊急の課題として、ご検討をいただきたいと思うわけでございます。  教育長のご見解を承りたいと思いますので、よろしくご答弁のほど賜りたいと思います。  よろしくお願いいたします。 ○議長(宮口伯美) 後藤町長。 ○町長(後藤太栄) 池田議員一般質問に答弁をさせていただきます。  町民参加型ミニ公募債、愛町債発行についてという質問の事項のあれでございました。  実は、日光に議会で視察に行きましたときに、木のオーナー制度というようなお話をお伺いしまして、これも極めてミニ公募債に近いような仕組みだなというふうに思っておりました。  私も今、ご質問受けましてから調べさせていただきますと、我が国で、このミニ公募債が地方自治体で始まったのは平成14年の群馬県の愛県債というのが最初だそうでございます。  0.66%の利率で公募債を発行したというふうに記録に残ってございますが、その後、各県、各市町村住民参加型の公募債が発行されるということがはやりになりまして、多くの公募債が、現在、発行されているということのようでございます。  概ね5年間のものが多くて、1万円から100万円ぐらいの額面のものが多いと、それから、高野町が所属します和歌山県におきましても紀の国きらら債というものを10億円規模で公募したと、それが十数分か何分間で売り切れたというような報道を見ましたのも記憶に新しいとこでございます。  池田議員おっしゃるミニ公募債の件につきましては、私も非常に関心を持っておりますし、担当の課長にもよく調べて研究をするようにということでお願いをしております。  具体的な方法につきましては、現在、研究しておるとこでございますが、財団法人地方債協会というのがございます。  そこで、研修会地方債全般にわたってミニ公募債を含めた、それの集約をして、それぞれどういう工夫をされているのか、どれが法律に違反をして、どれが法律上、認められた発行なのかということを研修会を開いたり、それから、質問をするとアドバイスをしてくれたりという財団法人の組織があるそうでございます。  こういう所にも問い合わせながら、研究を進めてまいりたいと思いますし、紀の国きらら債の件で、県との打ち合わせをして、問い合わせをしていただいたという現在の時点ではですね、町独自で発行するのもよかろうが、県のきらら債と抱き合わせでやるという方法もあるんだよというようなこともアドバイスを受けております。  方向性としましては、池田議員のおっしゃるとおり、私も考えておりますので、積極的に研究をして進めてまいりたいと思っております。  詳細につきましては、担当課長から、どういう利率、どういうルールがあるかということを説明させますので、それで答弁にかえさせていただきたいと思います。 ○議長(宮口伯美) 今井企画課長。 ○企画課長今井俊彦) ミニ公募債でございますが、全国的に、先ほど町長の方が14年度ということで発言がありましたが、一応13年末から群馬県で行われたということで、現在、数多くの団体が公募債を発行しているところです。  ただ、発行ロット数ということで、やはり小さな自治体が多くの、これは借金にとりあえずなりますので、借金を抱えることがあまり好ましくないということで、小さな市町村では、現在、発行してないところが現状でございます。  中核都市であるとか、特例市では、現在、かなりの数を発行しております。  和歌山県におきましても、紀の国きらら債ということで16年から今年17年につきましても約20億円を発行するということで、現在、PRに努めているところです。  ミニ公募債といいますのは、満期まで保有すれば償還金額、通常額面100円なんですけど、100円につき100円が購入者等に支払われることになります。  他に地方債証券を譲り渡すことによって、資金を回収することができるということで、ほかの発行していただく銀行であるとか、証券会社であるとか、そういうところと提携して、そういうこところで換金することができるような形の仕組みになっております。  有価証券の特性を発揮しまして、売却すればすぐに等価資本が回収できるなど、住民から見れば投資しやすい金融商品となっていることは事実でございます。  しかし、注意しなければいけないところが2つほどありまして、1点目につきましては、ミニ公募債を売却しようとしてもなかなか相手方が見つかりづらいということがあるそうです。  公募債は住民に保有してもらうことが原則ですが、もともと当該地域、あるいはその周辺に限定された小さな市場であることを想定していますので、中途換金の際の売却先としては、他の住民が最も好ましいということになると思われるということで、その売却先について少し問題点も出てくるということになっております。  それと2点目につきましては、市場性商品の特性といたしまして、売却代金は購入代金と違うことが一般的ですということで、住民が思わぬ損失をかぶる可能性もあるというところもあります。そういうことで、やはり慎重に考えていかなけはれならないのではないかなと思っております。  現在、県におきまして、きらら債が発行されておりまして、先般、市町村課長会議の中で、県と抱き合わせしてみないかということが提案されております。デメリット、メリットがあるんですけど、住民の行政の参加意識の高揚を図るということは、これはもう一番のメリットになるということです。  それと県はやはり一度発行してますので、県と共同事務をすることにあり、ノウハウを取得することができると、将来町単独でも発行することができる手かがりとなるのではないかということがあります。
     それともう一つのメリットとして、県や他の市町村と共同発行することによりまして、一定規模の発行ロットの確保ができますので、手数料関係につきましては、かなり安く上がるということになってございます。  現在、県が発行してますミニ公募債の想定につきましては、10億で大体、利率0.62%を予定されているみたいでございます。  また、今後とも、町といたしましては17年度につきましては、とりあえず見送るということですけど、共同発行が17年度に行われることにつきまして、それを調査研究しまして、今後、取り組めるものであれば取り組んでいきたいというように現在のところ考えております。 ○議長(宮口伯美) 目黒教育長。 ○教育長(目黒威徳) 池田議員にお答えいたします。  文化財世界遺産室の設置はいかがかというご質問でございますけれども、実は、先だっての予算委員会でも少し報告させていただいたんですけれども、県との調整をしたところ、モニタリングというのがございまして、これは6年に1回、世界遺産の報告をしなければいけない役がございます。  そのために、県の方には世界遺産室というのがございまして、そこで調整してくれるわけでして、そのために町が単独でいろんな事業をするというのは少し行き過ぎになるんではないかというように思っております。  実は崩れたところを直すとかですね、ちょっと枝が落ちたとこを切り開くというふうなことが町の方では、教育の方で予算をとっておりますけれども、大きな事業を、イベントをしようというような形でのことは、県との調整の中で進めていきたいと思っております。  なお、高野山にはご承知のとおり、高野山文化審議委員会というのが町の方でございます。  それと金剛峯寺の方では、文化財保存会という財団が一つございます。  その委員の中に、教育委員として私も入っておることになっておりまして、その中での調整もしていきたいなと思いますけれども、金剛峯寺としても世界遺産室という形でやるということには、お考えにないようでございまして、文化財保存会という形での予算の中から文化財世界遺産というものを推進していきたいなというお声を聞いております。  どういたしましても、高野山の文化財というのは非常にたくさんの文化財がございまして、現在、ニューヨーク・メトロポリタン美術館からの美術品の借用、それからイタリア・フィレンツェからの申し込みというようなことがでございまして、これなんかも実は文化財保存会がどうすべきかという形の声を聞いておりまして、これは町といたしましても、やはり審議して、また参加していくはめになろうと思いますけれども、世界遺産としての動きではないということでございます。  なお、街並み保存会、それから、この各課にわたって、世界遺産への手立てというものが考えられていくと思いますし、今後、また教育委員会の方で本当にやらなければいけない連絡提携という各課での話し合いは、町部局との方でよく話し合って進めていきたいと思っておりますし、当然だと思いますけれども、一応、世界遺産室という形で人を配置して、今いこうという形ではございませんので、ご了承をいただきたいと思います。  なお、各課にわたって、町長部局との話し合いを、今後、進めていきたいと思っておりますので、その辺は私も考えていきたいと思いますので、ご協力のほどお願いしたいと思います。  以上でございます。 ○議長(宮口伯美) 13番、池田君。 ○13番(池田聖三) どうもいろいろとご答弁ありがとうございました。  ミニ公募債の件でございますけども、やはりこういう厳しい財政状況、政治状況下にあって、じゃこれからどのようなまちづくりをしていくんかということ、そのときにたどりつくのは、やはり住民一人ひとりの行政に対する意識の問題にたどりつくのではないかと思います。  その最大のものが、やはり、このミニ公募債を発行することによって、本町の置かれている現状を正しく認識する、そこから、参加をしていくということが一番手身近な、そして大切な課題ではないかなと思いますので、ぜひともご研究をいただきたいと思います。  そして、例えば、緑地をどうこうしようというような住民の発想が出た場合、それは何億だとか、何十億だとかというような大規模な投資だけじゃなしに、あるいは100万円単位の事業、それにさえも、このミニ債というものが発行できるということ、そして、それに一人ひとりが参加していくということが、今後そういう積み重ねこそが、これからの行政にとって重要なキーポントになるのではないかというようなことも思います。県との共同発行ということも念頭におきまして、ぜひともご検討いただきたいと思います。  また、世界遺産の件でございますけども、どうも世界遺産が云々される、そのころから、実は高野町から始まった、この世界遺産が、どうも南の方に取られてしまって、センターの設置も南の方にできるようでございます。  そのような意味で、今後、総合的な課、室の設置というものが行政主導として必要になってくることが必ず起こるだろうと思いますので、その点も踏まえてですね、ぜひご研究だけでもお願いをしておきたいと思います。  答弁、結構でございますので、以上で終わります。ありがとうございました。 ○議長(宮口伯美) 8番、﨑山君。 ○8番(﨑山文雄) それでは少し時間をいただきまして、一般質問をいたします。  国の史跡、奥の院墓地の修理構想を立案するお考えはありませんかということでお尋ねをいたしたいと思います。  高野町が改革路線を進むことになりました。3月末日には高野町と九度山町との合併協議会が解散されることが決まりました。  3月10日から始まりました新年度予算を審議する3月定例会は、本日をもちまして、全議案が可決決定されました。  世界文化遺産に登録されて初めての予算審議であり、町長の施政方針では宗教環境都市を目指す方針であります。  宗教環境都市の経緯は、私十分理解できていないところがあるわけでありますが、いずれ確固たる方針が出るものと期待をいたしております。  高野町は、既に宗教都市であり、高野山は仏塔であり聖地であり、日本の三大霊場であることは皆が周知しているところであります。  この環境、すなわち周囲の状況をどう活用し考えていけばよいのか、大きく分けてハードの面、ソフトの面があります。前者をとってみますれば、奥の院墓所は高野山そのものであります。  この領域に足を踏み入れてみますと、石碑の文字から、日本の歴史がここに集約されていますし、石碑の年号などによって、徳川時代以降から建設が急増し始めたことも推察することができるのであります。また、自然と藩の勢力を互いに誇示した時代の背景が伺い知ることができます。一つに競争心をつのらせたのかも知れません。  大名の墓石などは、多くは四国、山陽、瀬戸内海から運ばれ、山上に至った経路や運搬方法などが残りますが、石膏技法は現在に残り学ぶことができ、学術的にも貴重な場所であると考えております。  また、かおり探検隊ニュース、昨年の6月号によりますと、奥の院は歴史文化伝統が複合に結びついた複合的に結びついた静謐と、辞書をひいてみますと静かなという意味でありました。  やすらぎに満ちた心の癒しの場であり、日本人の心のふるさと、そして訪れる人の心を癒し続けておりますと、このように記してありまして、外部の人たちの目には、このように映っているのであります。  しかしながら、昨今の、この環境は決してよいものではありません。世界文化遺産に登録され、宗教環境都市を目指す、我が町といたしましては放置できない重要スポットであると考えますが、教育長の所見をお伺いたいしたいと思います。  よろしくお願いいたします。 ○議長(宮口伯美) 目黒教育長。 ○教育長(目黒威徳) 﨑山議員に質問されました奥の院の墓石群環境整備についてでございますけれども、実は、金剛峯寺の方との話し合いをいたしまして、聞いてまいりましたことを、まず報告いたしますけれども、文化財保存会からの報告をいたします。  総本山金剛峯寺奥の院は塔頭寺院の管理下に置かれているということでございます。  実は、﨑山議員も、多分ご存じだと思いますけれども、総本山金剛峯寺の土地ではありますけれども、全部これは塔頭寺院にお貸ししてある。それがゆえに、金剛峯寺でも墓石が倒れているのを直すことができないというのが金剛峯寺の意見でございまして、塔頭で直していただかなければ、これは仕方ないとこいうことでございます。それが第1点。  その次に国指定、それから、県指定、町指定というのがございますけれども、実は、この国指定での墓石群についても、なかなか実は助成が出ないという現状があります。去年の台風によって倒れた墓石があります。  上杉謙信のお堂なんかも、その一部だそうでございますけれども、実は文化庁が調査に行きまして調べたようでございますけれども、これでは、国としては費用は出せないということで、実は清浄心院が99%、あと少し金剛峯寺が出さなければいけないかなという話でございまして、本当に、その持っている寺院が全部出さなければ助成はいただけないという現状だそうでございます。  実は、そういうハード面での無理というのはご理解いただけると思うんですけれど、ソフト面でひとつ、今、先ほどおっしゃったように、日本の歴史が含まれた墓石群でございまして、案内についてひとつもっともっと充実した形で手を打たなければならないなということは言っております。  その中で、実は先ほども言いましたけれども、和歌山テレビのデジタル化によって、少し案内を、携帯から取れる方法があるという形で、実は和歌山テレビも、そのことについては参画していきたいなと、金剛峯寺は実は墓石の前に、ボタン押したら、つけたらということが随分前に出たけども、伽藍のお堂もそうですし、霊宝館の中でもボタン押したら案内が聞けるような形をしようやないかということが一時あったようですけれども、どうしても壊れやすいということが非常に多うございまして、それから、いたずらで叩かれてつぶれるというようなことがあるようです。  前の答弁のときに少し案内を、マイクで説明するようなことを一応したんですけども、すぐつぶれてしまったということで、実は携帯から、そういう説明が聞けるような施設をしたら一番サービスになるんではないかというようなことを言っております。  その中で外国語というんですか、英語、それから中国語ぐらいは必要ではないかということを文化財保存会の方もお考えのようでございますけれども、これも町といたしましては、そこまで手を打つところまでは、今のところいっておりません。  ただ、文化財保存会の方で何とか動いていきたいなというお声を聞いておりますので、それを報告に変えさせていただきます。  以上、奥の院のことについてはそういうことでございまして、町でどうこうということはできないというのが実情でございますことを、まず、ご報告させていただきます。  以上です。 ○議長(宮口伯美) 8番、﨑山君。 ○8番(﨑山文雄) 今、教育長の方からご説明をいただいた範囲のことは、私も十分承知いたしております。  管理しておりますのが塔頭寺院、そして、国の史跡に指定はされておりますけれども、国自身、これをですね、直していく、今、費用というものは非常にないところだと思います。  何といいましても、国の史跡、指定された区域でありまして、これを国の末端機関であります教育委員会が、これをもう見てですね、このままの状態でいくということはどうかと、このように私は考えるわけです。  何らかのアクションを考えて、その姿勢を示していかんことには、何のための宗教環境都市を目指すのかというところに、私は一つ疑問を持つわけであります。  この区域にいたしましたら、先ほど申し上げましたとおり、かおり探検隊ニュースの中でも、ようにいっておりますし、これは平成14年8月にインタビューした、ここに記録があるわけですけれども、これは29回の高野山万灯供養絵、来年は30周年を迎えるので、どのように皆さんの目に映ってるんかな、あるいは、どのように改革していかないかんのかな、これでいいのかなというようなことを、毎年、関係者に報告書を出せということを言われまして、その報告書の中で、一度、参加される方の声を聞いてみたらどうやと、このように私、申し上げたことがあるんです。  そうしましたら、29回のときに一遍、参加された人のアンケートを、インタビュー方式でアンケートを取ってくれへんかということでありましたので、一の橋の出口と中の橋の出口2カ所におきまして、アンケートを取った記録がここにあります。  アンケートを、このようにして取ってくださいよ、インタビューを、このようにしてお聞きくださいよと、インタビューに出られる方に、そのように依頼をいたしまして、取ったものがここに報告書としてでき上がっておるわけであります。  その中にも、このように書いてあるんです。20歳の男女の方でして、名前はつけられておりません。  テンタビューの目的は、どういうことを申し上げたかといいますと、ロウソク祭りに参加者の心にどのように映っているかなと、これでよいのかなと、考え直すところがないのかな、毎年、参拝したいと考えてるのかな、高野町の受け入れはどうなのかなといったようなことをお尋ねしとるわけですけれども、この20代の男女の方がこのように答えております。  先の文を読まないと、あとがちょっとわかかりませんので読ませていただきますけども。  初めてなんです、楽しませてくれます施設等の危険も感じなかったし、ボランティアの方が努力されているのだとよくわかりました。町の受け入れは宿坊に泊まっている、きれいです。一番賑やかな日だと聞いて来たので、もっとうるさいと想像していましたが、割と落ちついていました。ロウソク祭りもきれいだったのでよかった。  このようなアンケートをいただいとるわけです。インタビューの答えをいただいてるんです。  その次に、このように書いてるんです。これがちょっと気になるんです。  世界遺産登録ができるころには倒れかかっている墓石も直されるのですかというのが、お尋ねあるわけですね。  やはり、あの区域に入った方というのは、今の状態では非常に不自然であると、このように考えておられる人がおられるわけです。  これでですね、今の状態で塔頭寺院の管理にあるのだからというて、あのままほっといていいものかどうか、何らかの方法で考え直して、修理を考えていくようなアクションをしていかないかんのではないかと、こんなふうに考えるわけでございます。  これらの貴重な文化財を後世に伝承することの努力も、宗教環境都市の目指すソフト面の活動ではないかと、こう考えるんですけど、この点について、ちょっとお考えを伺います。 ○議長(宮口伯美) 目黒教育長。 ○教育長(目黒威徳) お答えいたします。  実は金剛峯寺との話し合いの中で、ぜひ進言をして欲しいということを言われておりまして、﨑山議員がおっしゃったように、文化財保存会から、そして町から国の文化財に進言していきたいと、これはできる、そして、やはりやって欲しいということは言われておりました。  町がお金を出していくいうのは非常に難しいことだと思いますし、当然、塔頭がですね、自主的にやっていくということは無理だと思いますけれども、やっぱりお声がかりでですね、一丸となって地域の人がお願いをしてるという状況がわかっていけば、塔頭も協力していくだろうし、いろんな形で手立てが、まだ考えられるという気がいたします。  というのが、実は私も寺の息子として生まれておりまして、遍照尊院と寺で、津軽ゴウですけども、そこの先祖、位牌がございます。  当然、そういう形で津軽の殿さんとの接触をいたしまして、直して欲しい、じゃ県の方という形で津軽、青森県が少し援助して遍照尊院と直したという経歴がございます。  そんなことですから、不可能ではないと思いますし、塔頭が本腰を入れて、そういう県ないし藩との付き合いというものをきちっとやっていけばですね、また直っていく可能性もあろうと思いますし、当然、おっしゃるようにほっといてですね、ひっくりがえったまま、何もしないというわけにはいかないと思いますし、長い時間かけてでも修理はしたいと思います。  ただ、非常にたくさんの墓石群でございまして、金剛峯寺で本当に幾つの墓石があるんかと聞いたら、いや実は今まで、まだ勘定してございませんと、30万基とも40万基とも言われてるんで、その数について、はっきりしたお答えはできませんということでございました。  ただ、そういう形で塔頭との連絡をうまくしてですね、今後やっていかなければいけないというように私も思いますし、できるとこから、そういうお声かがりを皆さんとともにやられたらと思っております。  以上です。 ○議長(宮口伯美) 後藤町長。 ○町長(後藤太栄) 違う側面から答弁をさせてただきたいと思いますが、この高野山に訪れる人は、さまざまな人が訪れるわけでございますが、現在、議員ご指摘のお墓というのは、本来、先祖を弔うお墓でございます。  どんな有名な武将の大きなお墓でも、ほとんどの子孫はわかっております。現在、サラリーマンをされておったり等々で、崩れたお墓の子孫もおられるわけでございます。  その中で修理をするのに、台風で壊れたから50万円かかりますよ、100万円かかりますよ、当然、お墓の所有権は、その方々にあるわけでございます。  現在、塔頭というふうに、塔頭は管理をしておるだけでございまして、所有者はそれぞれ家族があるわけでございます。  そのときに、現場のことを申しますと、苔が生えておって苔を取りましょうかと、苔をそのままにしてくださいという方もいらしたら、いや苔をぴかぴかにしい欲しいという人もいらっしゃれば、草もそのままにして欲しいという方もいらっしゃれば、現在もこれは遺産ではなくて、生きているお墓でございまして、なかなか管理は難しいということが、徹底した、そういうやり方が難しいということが、まず第1点。  しかしながら、史跡に指定されているお墓があって、その中には現在も子孫がわかっておるもの、わかっていないものもあります。それもちゃんと分類ができております。  わかっていないものについて、倒れた場合は、ご存じのことやと思いますが、本山は予算化をして順番に修理をしておるというのは、ご存じのことやと思います。修理のできていない部分については、大体、子孫がわかっておるか、特定の事情があってできないと、そういうものによって分けていかなきゃいけないということです。  それから、もう一つ指定をされておる文化財とかですね、県の指定されておる、町の指定しておるものについては、許可を得て直すということは問題ないことだと思いますけれども、全て同じ枠をかけて、網をかけておっしゃるようなことはできにくいというのが教育長の見解かと思います。  今後は金剛峯寺と、塔頭の持ち主、全部わかっておりますから、話し合いをして文化財保存会でやるのがいいのか、高野町の教育委員会を通して、県の教育長、そかれら、文化庁にお願いをするのがいいのか、それぞれの物件に則したやり方をやって、奥の院の荘厳さを維持したいというふうに私は考えおります。  以上でございます。 ○議長(宮口伯美) 8番、﨑山君。 ○8番(﨑山文雄) 町長さんの説明並びに教育長の説明も聞いておりましてね、その事情はよくわかるんです。  しかし、国は国自身の史跡指定した国の財産であるし、国の宝になっておるわけですね。そこで、高野町に住む、あるいは、お墓の所有者等から考えます、今、町長さんが話をされたような内容と、2つの考えができると思うわけなんです。  あそこの区域はというのは、どうしても、やっぱり高野町の、高野山になくてはならない、あったもんですかから、これはやっぱり放置するということはできない歴史的な背景を持っております。国はですね、この区域を修理するための策定計画というのはできとるはずなんです。もう1mの物件を、動けばすぐわかる内容になっております。  国に全て、この墓を直さそうという考えやなくて、やはり歴史的に有名な方、あるいは武将、それぞれの俳句の石のようなものの修復というものについては、やっぱり国に声をかけて、考えていくというアクションを起こさないと、国は動かないと、こんなふうに私は考えております。個人の墓まで修理するというようなことは恐らく番外であります。あの区域について、はまだ生きている墓所であるということも、私はよく認識できております。  そういうような意味から、やはり、もう誰もが所有者はわからない、所有者がおってでも、先祖がおってでも、それだけの墓を直す能力がない、あるいは、そういったものについて、塔頭寺院は、それを管轄する塔頭寺院にそれをょ直せと言うても無理な点がある、そういうふうな中で、どのように、ほんなら修理していくんかと、今、教育長がお話してくれましたですけれども、津軽ボウの墓を修理するときには、確かに出身県であります青森県の協力をいただいたということも私知っておりますけれども、そういうふうなことを利用して、やっぱり少しずつでも、あの区域を直していかないかんのではないかと、こんなふうに思うわけでございます。  私ね、こういうことも考えてみたんです。  地方交付税の中には、やっぱり5,000万円か6,000万円ぐらいは文化財を修理しなさいよというものがきておるんではないかと、こんなふうに思います。  しかし、そういった地方交付税の中に含まれている費用で、消防署の運営とか、あるいは、文化財の保存管理事業とか、防災協会の負担金でとか、そういうことに活用されるいることは事実であります。  しかしながら、そういった中から、例え年間2,000万円ほどでも計上しましてですね、今、教育長が言われましたように、大きな大名などの墓の修理の前は、その県の所在地に、所在の府県にお話をするなりしてですね、高野山に和歌山県の墓があるとか、大阪府の墓があるとかというような形の何かをつくってでも、いいんではないかと、こんなふうにも考えるわけですけれども、そういった呼びかけをすると、もちろん国にせないかん、府県の方にもせないかん、所有者にも、やっぱり協力してくれという話もせないかん、管理寺院はもちろん永代管理することになっております関係上から、責任がゼロであるということもありませんので、お話をしなきゃいけない。
     そういった中で、年間5,000万円ぐらいのですね、事業を毎年、目立つ場所、危険な場所から一つひとつやっていくようなアクションを、やっぱり構図というんですか、そういうものをつくり上げていかんと、何とか考えましょうでは、また、同じような状況が続くのではないかと思うんですけれども、教育長の、その辺の意思をもう一度お聞きしたいと思います。 ○議長(宮口伯美) 目黒教育長。 ○教育長(目黒威徳) 﨑山議員にお答えするほどのことはできませんけれど、おっしゃるとおりでございます。  ただただ、本当にそれが現実にできるかということになると、非常に難しいということがございます。  本当にいい意見でございますので、聞かせていただいておきまして、なお、検討の方向に進みたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(宮口伯美) 8番、﨑山君。 ○8番(﨑山文雄) 大きな問題でありまして、無理なところを申し上げとるわけでありますが、やはり、そのお立場の中で、前向きの姿勢で、今後、考えていっていただきたいと、こんなふうに考えますので、よろしくお願いいたします。  もう一つ、最後に付け加えさせていただきますが、彼岸にお墓参りをさせていただいて、行き交う中で松平廟というのは、この石廟でありまして、重要文化財に指定されております。もう既に透かし塀、石の垣ですね、垣根が朽ちまして、部分的に引っ繰り返っているところがあります。  そして、それを何か紐でくくったような格好で、あの紐がぴんぴんに引っ張っておりまして、あの紐がぷちっと切れたらばしゃっとこけるような状況にあります。そして、屋根を見ますと、もう杉の葉っぱや枝が落ちまして、大変な醜い状況であります。  大変失礼な言い方ですけれども、かつて私たちが、あの区域を管理いたしておる時代には、ああいうことは一度もなかったということを記憶しておりますし、申し上げたいと思います。  どうか、一度、教育委員会の方でも現場を見ていただいて、この状態ではいかんなと、直ちに、その屋根の部分の杉の葉っぱを除去してですね、また、こけかけている石垣については、丸太か角材かによって、あらかたの修理をしなければ、端へ近づいた人に、もしか怪我でもさすようなことが起こったら、ただの墓石じゃなくって、国が指定した重要文化財になっております、建造物です。重要文化財になっておるものから怪我でもしたということになれば、また一つの大きなニュースになりかねますので、その辺も一度現場を見ていただきまして、善処されますことを要望いたしたいと思います。  それで一遍、見ていただけますか。 ○議長(宮口伯美) 以上ですか。 ○8番(﨑山文雄) それで、一遍現場確認しますということだけ言うていただきたい。 ○議長(宮口伯美) 目黒教育長。 ○教育長(目黒威徳) 現場の方、調査させていただきまして、ちゃんと確認しておきたいと思います。  以上です。 ○8番(﨑山文雄) どうぞよろしくお願いします。  終わります。 ○議長(宮口伯美) しばらく休憩いたします。             午後 2時45分 休憩             午後 3時30分 再開 ○議長(宮口伯美) 休憩前に引き続き議事を進行します。  5番、所君。 ○5番(所順子) 眠気も覚めたところで、2つほど説明させていただきます。  まず、最初に病院改修についてですけれど、新年度病院予算書に改修費394万円が記されております。内容はトイレ、給食室、給湯とありました。  その中の給食室に関連した質問をさせていただきたいと思います。  3、4年前、私の母が入院したときに感じたことがあり、本年、再入院し、改善されていないことがありましたので、質問いたしたいと思います。  それは、入院患者用の台所と、それに付随する器具のことです。  高野山病院は、病床43に対し、稼働率は5割前後とのことであります。  医師、看護師、職員、医療機器はもちろんでありますが、入院患者にやさしい使い勝手のよい設備、便利な器具などにも配慮すべきと考えます。  まず、台所を初めとする水回りについて、現在、水と湯の出る蛇口が別々で、当然ながら、お湯は熱いお湯ばかり、水は冷たい水ばかりしか出ません。お湯のパイプと水のパイプを蛇口部分で一体化し、適温と思われる温水が出るようにすべきと思いますが、いかがでしょう。  次に、台所についてですが、壁や床はもっときれいにできないものでしょうか。夏にはゴキブリがときどき出て、床は湿ったような感じがします。患者や付添人が快適な入院生活を送れるようにすべきと思いますが、いかがでしょう。  また、今月初め、台所の患者用のガスが使用禁止になっておりました。今はわかりませんが、この理由をお聞かせください。病院のことでは、今はこれで。  2つ目の質問ですが、案内人条例についてです。  3月2日付け、後藤町長名で高野町案内人に送達された免許更新に伴う書類についてお尋ねいたします。  高野町案内人条例第3条に基づき、案内人になろうとする者は町長の免許を受けなければならないとあり、案内人規則第2条には写真2枚とともに住民票及び医師の診断書を添えつけとあります。  ここでお伺いいたしたいことは、医師の診断書についてでございます。  案内人条例第7条に、案内人の欠格条例として5項にわたり触れられ、第4項に精神病または伝染病による疾病のある者と定められております。  今回、配付された診断書は、高野町で事前に用意され同封して送られたもののようですが、そう解釈してよろしいのでしょうか、ちょっとお答えいただきたいのですけれども、よろしくお願いします。 ○議長(宮口伯美) 森田病院事務長。 ○病院事務長(森田育男) ただいま所議員のご質問の病棟の炊事場等に関するご質問でございます。  病院としても、きれいにしたいとは思っておりますが、建物全体が、あれは昭和40年代当初ぐらいに建てられた建物で、全体的に古さは否めないと思います。  炊事場もそれなりの古るさでございまして、壁、天井に関しましては、平成13年度ぐらいに塗り替えをされたようでございます。  それと換気扇の取り替えなんかは行われております。特別汚いというか、そのような感じはないとは思います。古いとは思うんですけれど、ただ、その点で、あの中でちょっと汚いなと思ったのはステンレスの流し台の脚部のステンレスにサビが出てきた部分とかはあります。  また、壁のタイルの一部欠落等もございまして、その点につきまして、小さな所等は若干直せるんではないか、また、入り口の段差、少し、あれ2㎝ほど高いですかね。あの部分もちょっと病人さんには、年寄り、足の悪い病人さんには、若干不便、つまずきの原因になると思いますので、そこらは考えてみたいと思っております。  私もほかの母親やら父親が、そこの病院に入院しまして見ておりますが、ほとんどの病院が、もうああいう炊事場というか、煮炊きするような場所はほとんどございません。  お湯の出るような設備だけというような所がほとんどでございまして、簡単に洗えるようなコップ類等ですね、は自分のコップを持っていって洗うというような、そんな感じのところがほとんどだと思います。  紀北分院やら、和医大、近大、そこらでも、私もちょいちょい、長いこと親が入院していましたので、そこら見たことはあるんですけれど、その程度だったんではないかということでございます。  ただいま、ご質問のお湯と水との簡単な、今はやりの水洗金具等には、どうにか考えていきたいと思います。早急にその点についてはやっていきたいと思います。  それとガス使用禁止となっております。あの器具、そこでの問題なんですが、今、現在1台しかガスは使えません、壊れてるらしいです。お金を入れる機械等とが、そこまでやって、また、新しい器具を買うかということもございますが、病院は患者さんの病気を治療するところで、特別に給食をしている患者さんもございます。  たとえ付添いの方といえども、あの場所での自炊行為といいますか、調理行為はあまりしていただきたくないというのが病院としての考えでございます。患者さんにはもちろん、病院食以外の食事はとっていただきたくないというのが基本的な事項でございます。  そういうことでございます。ただし、予算の許す範囲での汚い所等の修理や改善は、徐々にやっていかなければならないとは考えております。  また、大幅な、お金のたくさんかかるような修繕につきましては、また補正予算等で町長さんとも相談してやっていくことになろうかと考えておりますので、その点で、ご了承いただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(宮口伯美) 後藤町長。 ○町長(後藤太栄) 所議員のご質問でございますが、ご質問のとおりでございます。  この条例は、平成13年3月26日に議会に提案されまして、同年4月1日から施行されております。  ご指摘のように、規則の2条にはそう書かれております。  おっしゃるように7条4項にはそのように書かれてございます。  なお、今回これは免許の、3年の免許になってごさますので、書き換え時期が迫っておりまして、1カ月以内に申請をしなければいけないということで、担当部署から当該人、団体に対して案内を差し上げたものと認識いたしております。  条例はそのとおりでございます。 ○議長(宮口伯美) 5番、所君。 ○5番(所順子) 病院のことにちょっと戻らせていただきます。  小さな要望なんですけれど、今、病院の課長さんがおっしゃってくださったんですけれど、紀北病院とか、そういうのは、そういうことがないとおっしゃっておりましたけれど、先日、紀北病院、近隣の病院では朝食に食パンが出されることが多いことに鑑みて、トースターが設置され、また、冷えたおかずなどを温め直すため電子レンジを設置している病院もございます。  高野山は特に寒さが厳しいこともあり、そのような器具を備えるべきと考えますが、いかがでしょうか。  財政難のところでもありますが、トースターを焼くレンジとか、そういうものでしたら、さほどの費用は必要とは思いませんので、入院患者の満足度を増すためにも、ぜひ早急に設置されることを希望いたします。  特に詰め所のところのお台所の床がちょっと、あまりにも汚いように思うんですよ。  ですから、やっぱり衛生的にもよくないと思っておりますので、そこの床はもっと湿気がたまらないような、やっぱりもう少し乾燥したような床にしていただければ、使う方、患者の方が食器を洗うだけの場所なんですけれど、気持ちがいいのではないかと思いますので、そこのところを希望いたします。  よろしくお願いいたします。 ○議長(宮口伯美) 森田病院事務長。 ○病院事務長(森田育男) はい、確かにおしゃられるとおり、ほかの病院で電子レンジ等を置かれてる病院も私も見ております。ガス台というのは、ほとんどの病院では見かけていないと思います。電子レンジ等は置かれてるところ見たことございます。  それと床の問題ですけれど、床をですね、どういう床にしたらいいか、湿気るというのはどうしても、ちょっと難しい問題でございまして、あまり滑りやすい床にしても、ピータイル等を貼っても、また滑ってお年寄りがころばれるという点もございます。どういう滑らないような、その辺の床ですね、きれいに掃除させていただくというぐらいしか今のところはないんです。  汚いと言われるのは仕方ないんですけども、また特別といいますか、若干タイル洗いの薬剤を聞いたことがありますので、その点、もうちょっときれいになってくると思いますので、それで一度試してみたいと、いろいろと考えてやっていきたい思います。  その点、ご了承いただきたいと思います。 ○議長(宮口伯美) 5番、所君。 ○5番(所順子) 床のことは、大分古そうなので、町長様にもお願いして予算も少し出していただいて、タイルとか、そういう素材じゃなくって、清潔に保てる素材が、今たくさん新しい素材でね、売っておりますので、安いのでも売っておりますので、やっぱり床が気持ち悪かったら、やっぱりその汚い所から病室にスリッパで帰るいうことになりますので、予算がもし入れていただけるんであれば、床は直していただけたら、ありがたいと思います。  この件に関しては、これで質問を終わらせていただきます。  町長さんの、先ほどの案内条例の件で、質問もう一度させていただきたいです。  町長さんのお答え、そうですか、この診断書には、このような文言が既に書かれております。  すなわち上記の者は精神病者、麻薬、大麻、アヘン、覚醒剤、アルコールの中毒者、目が見えない者、口が聞けないもの、耳が聞こえない者、視覚に異常のあるものでないことを診断するとあります。  今、この文言を読み上げましたが、どのようにお聞きになられたでしょうか。  私にはかなり人権を無視した内容の診断書ではないかと感じられます。  条例には、精神病または伝染病の疾病のある者となっているだけでありますのに、診断書には、ご丁寧にも麻薬やアヘン、さらにアルコール中毒まで書き込まれております  そこで、お尋ねいたしたいことは、第1に条例との整合性がないとは思われませんか、  2つ目に、このような文言があるということは、過去にそのような事例があったということですか、  3番目に、麻薬や大麻中毒とアルコール中毒が中黒括弧黒丸一まとめされておりますが、性質は全く異なるものではないでしょうか。  さらに、アルコール中毒などは、例えば、案内人が高野山病院や花谷病院で診断を受けた場合、すぐにわかるものなのでしょうか。  病院では、眼科などと連携して、視覚検査も行うのででしょうか。  なお、案内人さんの人数と、そのうち高野山病院では何名の方が受診されましたか、おわかりになればお答えください。 ○議長(宮口伯美) 後藤町長。 ○町長(後藤太栄) お答えいたします。  条例には、おっしゃるとおり第7条4項に精神病、または伝染病に疾病のあるものということで規定をされております。  恐らく、ご指摘の診断書には、そういう内容を医師が診断するということで、規定されているんだと思いますけれども、実はこれは昭和30年に制定をされました高野町客引行為及び案内人取締条例というのを下敷きにしまして、平成13年の4月1日から施行されたものでありますので、大部分がそれを流用したものではないかなというふうに思っております。  法律でありますし、条例でありますから、この条例が生きておる限りはですね、運用については考慮しますし、ご指摘のように人権侵害等々があるようでしたら、早急に対応せねばならないものであろうというふうに思いますので、早速にですね、そのものが、診断書ですね、診断書の様式が、この条例と整合性がとれておるのか、おらないのか、人権侵害があるのか、ないのか、記入の項目が必要であるのか、ないのかということは調べさせていただきたいと思いますし、もしそういうことが、ご指摘のことが判明をいたしましたら、直ちに条例については議会の、あれが要りますけれども、運用の様式については、すぐに改編することはできると思いますので、改善をしたいというふうに思っております。  案内人条例というのが制定されております市町村は、日本の市町村高野町だけでございます。  県では奈良県が現在残っておりますが、奈良県に一つ、そして高野町に一つというだけでございます。  過去にあった所、伊香保町、富士吉田市がございましたが、現在は廃止されております。  この件につきましては、ご質問ございませんけども、今ご指摘ございました件も踏まえまして、この条例自体を、もう少し精査をしてみる必要があるんではないかなというふうにご指摘で気づきましたので、今後は研究をさせまして、この条例の制定がですね、続けることがいいのか、悪いのかということまで踏み込んで、調査をさせていただきたいというふうに思っております。 ○議長(宮口伯美) 5番、所君。
    ○5番(所順子) 町長さんのご回答、改正していただけるようなご回答でしたんですけども、またちょっと続きがありますので、ちょっと聞いていただきたいと思います。  高野町が職員を採用するにあたっての提出書類に診断もあるのかと思います。私の知ってる限りですが、役所や会社に就職する場合の診断書は病院側が用意された、ごく一般的といいますか、初めから病状などが印刷されてはおらず、どこどこに異常を認めるとか、異常なしと医師が書き込み、医師の名前が判などで押されたものと認識しております。  高野町の職員採用のときに提出される診断書は、どのようになっているのかをちょっとお聞きしたいのですが、このことに関してよろしくお願いいたします。 ○議長(宮口伯美) 後藤町長。 ○町長(後藤太栄) 先ほど、答弁を忘れたんですけども、病院の受診者書というのは個人情報になると思いますので、恐らくちょっとわかりませんけれども、お答えすることができないんではないかなと、ちょっと正確にはわかりませんけども、病院が誰が受診したかということは恐らく、個人情報になると思われます。  調べてみないとわかりませんけど、私の私見では、そのように感じます。  それから、一般的な診断書につきましては、恐らく、私その係でございませんので、診断書は見たことはございませんけども、ご指摘のような一般的な現在は、例えば保険に入るときの異常なしと、健康状態異常なしというようなもので対応しておるというふうに認識をいたしております。  以上です。 ○議長(宮口伯美) 5番、所君。 ○5番(所順子) そうすれば、案内人さんに提出を求めた診断書とは全く違いますね。  昨年は高野山は世界遺産となりました。これまでとは違い、参拝、観光人に関わらず、多様な方々が訪れるものと推測いたします。  この診断書にあるような、耳の聞こえない人、口のきけない人も訪れる可能性は十分にあるのです。このような方々のために、今後、手話による案内人さんも必要になると思われます。手話をされる方は、健常者にもたくさんおられますが、実は耳や口がご不自由な方の方が多いとお聞きしております。  この方たちのための案内人が必要になるときもありましょう、にも関わらず、耳が聞こえない、口がきけないということで、案内人になれないとすれば大きな問題ではありませんか。耳や口だけではなく、今や目の見えない方々も伴走者を得てマラソン競技に参加されています。  高野山には語り部はおられませんが、熊野地域では語り部ブームだとか言われております。ベテラン案内人が目が不自由になられても、立て板に水のごとく語られる話術は魅力的なものですらあります。この方が奥様に手をひかれて夫唱婦随で案内することも長寿社会では考えられないこともございません。  そこで、このような人権を無視したような書式を一刻も早く訂正すべきだと考えますが、いかがでしょう。  でも、町長さんの先ほどのお答えでは考え直していただけるとありましたので、そこのところ、よろしく一刻も早く訂正していただければありがたいと思っております。  よろしくお願いいたします。 ○議長(宮口伯美) 後藤町長。 ○町長(後藤太栄) 議員おっしゃるとおりだと思います。そのようにすべきだと思います。  ただ、条例がございますので、この条例に基づいて執行するのが行政の執行者の立場でございます。  ですから、担当者と協議をいたしますけれども、そもそも今ご指摘の語り部であるとか、それから手話の案内する方であるとか、通訳の方もいらっしゃいます、それボランティアでございます、の方は案内をなりわいとされている方と違う場合もございます。  この案内人条例というのは、主に案内をなりわいとされるている方に対する条例だというふうに認識しております。  ですから、これが町として、この条例を持つべきかどうかというところも、先ほど申しましたが、議論の必要なところだと思いますし、現在の担当者に現場のあれを聞きますと、指導する限り、免許を出した限り指導をしなければいけない、指導する限りは何らかの権限も必要であろう、権限を持った職員が出るためには専属の者もいるだろう。ただし、案内するのは寺院境内であるということで、他の、かなりたくさんのとこ調べましたので、また資料差し上げますけれども、ほとんどの所はですね、観光地は大体、観光案内をする所が、例えば個人の所有地であるとすれば、その方と案内される方の契約、許可、日光の東照宮なんかそうでございます、金比羅さんもそうだと聞いております。  そういうような形でやっておりますので、この条例がどのように、この町で機能しておるのかということも踏まえまして、ただいまいただきましたご意見を十分踏まえまして、今後、検討させていただきたいと思います。 ○議長(宮口伯美) 5番、所君。 ○5番(所順子) ありがとうございます。  率直なよい意見を聞かせていただけて、人権に関する問題ですので、どうぞ、これから先は人権にかかってくるような書き方や、そういうことは気をつけていただきたいものであります。  これで質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。 ○議長(宮口伯美) これで一般質問を終わります。  日程第6、委員会の閉会中の継続調査の件を議題とします。  各委員長から、目下委員会において調査等の事件について、会議規則第75条の規定によりお手元に配付しました申出書のとおり、閉会中の継続調査の申し出があります。  お諮りします。  各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査等とすることに、ご異議ありませんか。 〇議員  〔「異議なし」〕 ○議長(宮口伯美) 異議なしと認めます。  したがって、各委員会とも委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査等に付することに決定しました。  以上をもって、本定例会に付議された案件の審議は全て終了しました。  会議規則第7条の規定により、本日をもって閉会にしたいと思います。  これにご異議ありませんか。 〇議員  〔「異議なし」〕 ○議長(宮口伯美) 異議なしと認めます。  したがって、本定例会は本日をもって、閉会することに決定しました。  閉会に先立ち町長の挨拶をお願いします。  後藤町長。 ○町長(後藤太栄) 失礼をいたします。  3月定例会、長期にわたりましてご出席を賜りまして、慎重審議を賜ったこと、誠に感謝申し上げます。  また、全提案議案に対しまして、ご承認をいただきましたこと重ねて御礼を申し上げます。  特に本日、議員発議で提案をされました議員歳費のカットにつきまして、私どもが本年から自立する町、自立の町を標榜したことを心から理解をしていただきまして、それに沿った議会の発議をいただきましたこと、ことに感謝を申し上げる次第でございます。  なお、長年にわたり設置されておりました合併協議会設置の条例につきましても、本日、今月末をもって廃案にするということで、紆余曲折ありましたこの合併問題につきましても、今日をもって一段落したのではないかなというふうに認識をする次第でございますし、議会からは議長様を通じまして、自立するまちづくりに対して議会一丸となって協力するということを冒頭のご挨拶でも賜りました。身に余る支援の言葉で感謝を申し上げております。  なお、昨年は冒頭にも申しましたが、大変災害の多い年でございました。17年度は、ぜひあまり災害のない平穏な日々であることを祈るばかりでございますけれども、今後とも町行政に気配りをいただきまして、目を光らせていただきまして、ご助言をいただきたいというふうに思うわけでございます。  この上は、町の理事者といたしまして、町の執行部、幹部職員、それから一般職員も含めまして、一丸となって町民のご期待に、福祉に資するために邁進していく所存であります。  気候不順で今後、今日もまた寒くなるということでございます、インフルエンザ、カゼ、町内でもはやっております。お体、十分にご慈愛くださいまして、今後ともご活躍をいただきますよう、最後にお祈り申し上げまして、お礼の挨拶にさせていただきます。  長時間ありがとうございました。 ○議長(宮口伯美) これで、平成17年第1回高野町議会定例会を閉会します。  長期間ご苦労さまでございました。             午後 4時00分 閉会  この会議録は、議会事務局で作成したものであるが、その内容の正当なるを証するために署名する。  平成  年  月  日  高野町議会  議長   宮 口 伯 美  議員   東久保 秀 人  議員   靍 谷 輝 司...